「特養の方が安いって聞くけど、うちの親はどっちに入れるべきなんだろう」——費用面で悩む方から、私は現場でよくこの質問を受けてきました。結論から言うと、「安さ」だけで選ぶと、待機期間や生活の質の面で後悔することもあります。
この記事では、費用負担とサービスの手厚さという2つの軸で、特養とグループホームを客観的に比較していきます。

目次
費用面の比較:特養が安くなりやすい理由
特養は所得に応じた減免制度(負担限度額認定)が手厚く、低所得の方ほど費用を抑えやすい仕組みになっています。一方グループホームは基本的にこうした減免制度の対象外で、費用は施設ごとの設定にほぼ準じます。
生活面の比較:グループホームは即入居・手厚いサポートが強み
特養は人気が高く、地域によっては入居まで数ヶ月〜数年待つこともあります。対してグループホームは比較的空きが出やすく、スピーディに入居できる傾向があります。また少人数制のため、一人ひとりに目が届きやすいのも特徴です。
やりがちな失敗と、その回避策

- 「特養は安いから」という理由だけで申し込み、待機期間を考えていない:申し込みから入居まで数ヶ月〜数年かかることもあるため、早めの申請が肝心です。
- グループホームの費用だけを見て「高い」と判断してしまう:入居までの早さや生活の質も含めてトータルで比較しましょう。
- 特養の申し込みを1施設だけに絞ってしまう:複数の特養に同時に申し込むことで、入居できる可能性が高まります。
今日からの3ステップ実践ガイド

- ステップ1(今日):親の要介護度を確認し、特養の入居条件(原則要介護3以上)を満たしているか確認する
- ステップ2(今週):特養への入居申し込みと並行して、近隣のグループホームの資料も取り寄せる
- ステップ3(今月):両方の選択肢を比較しながら、待機期間中の「つなぎ」としてグループホームを検討する
よくある質問

Q. 特養の順番待ちの間、グループホームに入居するのはアリですか?
A. 十分に現実的な選択肢です。実際、特養の空きを待ちながらグループホームを利用する方は多くいらっしゃいます。
Q. 要介護3未満でも特養に申し込めますか?
A. 原則要介護3以上が対象ですが、やむを得ない事情がある場合は特例入所が認められるケースもあります。ケアマネジャーに相談してみましょう。
保存版:確認チェックリスト

- 親の要介護度と特養の入居条件を確認した
- 特養とグループホーム、両方の費用資料を取り寄せた
- 待機期間中の「つなぎ」の選択肢を検討した
- 複数の特養への同時申し込みを検討した
特養の空きを待ちながらグループホームを検討する方も多いです。まずは両方の資料を併せて取り寄せ、選択肢を広げておきましょう。


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